病院基幹業務統合パッケージ Wing

FAQよくある質問

Q.1忙しくて記事が書けなかった時はどうなりますか。
A電子カルテへの記載は常にリアルタイムで行う事が出来るわけではないかと思います。そのような場合は、患者様のお世話をした後、記載が可能になった時点で速やかに診療記録の記載を行って頂きます。その際お世話をした時刻を指定することが出来ますので、後から記載を行った場合であっても、該当時間帯の出来事として記載する事が可能です。尚、電子カルテの真正性を維持するため、内部的には実際に書きこんだ時間を保持しております。
Q.2記事を書きなおす事はできますか。
A書き直す事は可能です。記事を変更した場合、更新履歴が保持されますので、後から変更履歴を確認することもできます。
Q.3診察記事やオーダーは全て自分で入力しないといけませんか。
Aクラークの方に代行入力を行ってもらい、後ほど代行入力で登録された内容を確認することが可能です。また、院内で取り決めた運用ルールに従い、代行入力が可能な入力項目と、不可能な入力項目を設定する事が可能です。
Q.4文章を書くのが大変そうですが。
A入力の際には様々な入力支援機能を用意しております。
Q.5紙カルテの方が情報を簡単に見ることができると思うのですが。
A旧来の電子カルテでは患者様の情報が色々な画面に分かれてしまう為、紙カルテの頃より見にくくなってしまうという事がありました。本システムでは、病名や家族図、生活歴などの情報と患者の診療記録を画面を切り替えることなく、同じ画面で確認する事が可能となっております。
Q.6定期的な指示を出したい場合はどうなりますか。
A何日ごとに、何か月ごとにといった定期オーダーを組むことができます。
Q.7カルテを書こうとした時に他の人が既にカルテを利用しているとどうなりますか。
A電子カルテを利用する場合、カルテの同時閲覧や同時書き込みについては電子カルテメーカーごとに様々な違いがございます。本システムの場合は同時閲覧、同時書き込みが可能となっております。
Q.8定期処方の内容を服用途中で変更する場合はどうなりますか。
A服用中の定期処方を途中変更する場合、変更するタイミング以降の残り日数が自動計算され、変更後の処方を出すことが可能です。変更された内容は次回分より定期処方内容として設定されます。
Q.9翌週分の定期処方指示はどうなりますか。
A一覧画面上より内容の確認および翌週分の定期処方を指示することが可能です。
Q.10療養病棟の医療区分・ADL区分に係る評価を行うことはできますか?
AWingには医療区分・ADL区分に係る評価票の作成を補助・管理する機能がございます。
Q.11シェーマー図はありますか。
Aシェーマー図はございます。また、テンプレート画像を使う事も可能です。
Q.12記事にファイルを添付できますか。
A添付できます。記事に添付したファイルは文書管理画面でも確認できますので、記事に張り付けたファイルを過去の記事をさかのぼって探す必要はありません。
Q.13病名はICD10から検索できますか。
A検索できます。入力欄に「F」などとICD10コードの一部を入力すると該当する病名が表示されます。
Q.14出した指示を変更 (取り消す) ことは出来ますか。
A可能です。但し、出された指示が既に受付→実施→会計のように進捗が進んでしまっている場合には、病院ルールに基づき設定された権限に応じて、会計→実施→受付とさかのぼりながら入力解除を行うことが必要になります。これは指示の行き違いにより、患者様に対して古い指示を実施してしまうことを避けるための機能です。
Q.15処方の不均等入力の方法はどうなりますか。 (朝1錠、昼0.5錠、夕1錠の様に服用タイミングごとに服用量が違う場合の入力方法)
A指示画面にて不均等と薬剤を指定すると (1-0.5-1) というように選択中の用法に応じて指定する事が可能です。
Q.16後発品を選ぶ場合はどうなりますか。
A薬剤検索画面の条件で後発品を指定すると後発品のみが表示されます。
Q.17院外でしか使えない薬を選ぶ場合はどうなりますか。 (院外薬局にしか無い薬があるので院内処方を出す場合に選ばないようにしたい)
A予め「院外処方でしか使えない薬剤」「院内処方でしか使えない薬剤」「どちらでも利用可能な薬剤」という設定が電子カルテ内でされていますので利用時に院内に存在しない薬剤を指示してしまうという事はありません。
Q.18麻薬処方を施用者番号を持っていない医師が出そうとすると、どうなりますか。
A警告が表示され、指示することができません。
Q.19指示切れのタイミングを知りたいのですが。
A処方、点滴、処置など複数日にわたり実施される指示については残り何日で終了するかが一覧画面にて確認可能です。また、その画面上より継続、終了、変更といった入力を行う事が可能です。
Q.20飲み始めと飲み終わりが分かるようにしたいのですが。
A処方指示時に「飲み始め」を設定することにより「いつ飲み始めて、いつ飲み終わる」かを電子カルテ画面上にて確認する事が可能です。
Q.21記事の検索はどうしますか。
Aカルテ画面上にて記載した記事の文字や薬剤名、また、記事に設定した「タグ」や伝票の種類などで検索を行う事が可能です。また、別の一覧画面では患者様を横断した記事検索が可能です。
Q.22条件に該当する患者の一覧が見たいのですが。
A予め設定されている検索条件に加え、病院様が独自設定した条件による検索を行い患者一覧を作成する事が可能です。
Q.23複数の診療科を担当していますが、電子カルテを利用する場合はどうなりますか。
A電子カルテ利用中に現在の診療科を切り替えることで対応可能です。
Q.24循環器内科の医師と神経内科の医師がそれぞれ記載した内容は電子カルテ画面ではどのように見えますか。
Aカルテ画面に表示する内容は全ての診療科で作成された記事を同時に表示する事が可能です。また、ケースに応じて循環器内科の記事のみを表示、神経内科の記事のみを表示というように絞込みを行う事も可能です。
Q.25患者様がサインした同意書の管理はどうなりますか。
A原本は別途保存した上で、PDF化したものを電子カルテに登録して運用する病院様が多いです。
Q.26文書の作り忘れを防ぎたいのですが。
A必要書類の一覧画面では作成期限や院内での作業分担も確認できます。また、その他の定期的に作成する文書は次回作成時期が近付くと自動的にリストアップされます。
Q.1電子カルテにすると何が便利になりますか。
A情報伝達の迅速性、正確性が向上するとともに、情報伝達を同時に行える範囲が格段に広がります。
(例)

  • 患者の基本情報が共有されます。
  • カルテを取り寄せる手間がなくなります。 (他部門の記録も参照できるようになります。)
  • 手書き文字を誤読する事での医療事故を防ぐことができます。
  • 医師カルテの内容を部門記録簿などに転記する必要がなくなります。
  • 指示内容が医事会計をはじめとする部門システムに連携する事で部門側の入力業務を減らす事ができます。
  • 記事、指示だけを電子化するのではなくカンファレンス記録なども電子化する事でチーム医療を行う上での情報の共有を支援します。
  • カルテ画面上での記事検索や患者リスト上での条件に合致する患者の検索、患者を横断した記事検索など紙カルテの頃では出来なかったことを行う事ができます。「こう使ってください」というだけでなく、病院が自身で「こんな使い方をしたい」と考えている事を支援できる仕組みを用意しています。
  • 電子カルテに入力された内容を統計用のデーターベースとして提供することで集計業務のため、研究のため、経営的視点で情報を把握するためなど様々な形で情報を利用できるようになります。

また、これらをベースに関係者の認識を高いレベルで共有でき、さらに蓄積されたデータがさまざまな目的で使用可能となりますので、データ集計の迅速化と正確性に役立ちます。